「なんだか話が噛み合わない…」「会議で堂々巡りしちゃう…」そんな経験、ありませんか?もしかしたら、それは**「思考のベクトル」**がバラバラになっているせいかもしれません。
この記事では、あなたの頭の中をスッキリさせ、人との議論や合意形成をスムーズにするための「思考のベクトル」という考え方について、次の3点をお伝えします。
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「思考のベクトル」って何? 🤔
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バラバラだと何が困るの? 😵💫
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どうすれば議論や合意形成がうまくいくの? ✨
「思考のベクトル」って何?🤔
私たちは何かを考えるとき、必ず「対象」があります。そして、その対象から「どこに向かって考えるか」「何をゴールにするか」という方向性を持っています。私が「思考のベクトル」と呼んでいるのは、まさにこの「思考の方向性」のことです。(×考える力だからベクトル)
例えば、目の前に「新しい企画」という対象があるとします。
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ある人は、「この企画でどうやって売り上げを最大化するか」というベクトルで考えるかもしれません。📈
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別の人は、「この企画をどうやってコストを抑えて実現するか」というベクトルで考えるかもしれません。💰
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また別の人は、「この企画が社会にどんな良い影響を与えるか」というベクトルで考えるかもしれません。💖
同じ「新しい企画」という対象を見ていても、思考のベクトルが違うと、出てくるアイデアや着目する点が全く変わってきますよね。
バラバラだと何が困るの?😵💫
この「思考のベクトル」が、特に複数人で議論する時にバラバラだと、色々な問題が起こります。
あなたが「売り上げ最大化」のベクトルで熱弁している時に、相手が「コスト削減」のベクトルで「それは費用がかかりすぎますね」と返してきたらどうでしょう? あなたからすれば「せっかくの素晴らしいアイデアなのに!」と思ってしまいますよね。
まさに、こんな状態になります👇
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話が噛み合わない!:みんなが違う方向を見ているので、議論が前に進みません。それぞれの意見が、お互いへの「アンチテーゼ(反対意見)」になってしまい、収集がつかなくなります。💥
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堂々巡りになる!:ゴールが見えないまま、同じような議論を繰り返してしまいます。「結局、何の話をしてたっけ?」となってしまうことも。🌀
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誤解やイライラが生まれる!:相手の意図が読めず、「なぜ今、その話をするの?」と疑問が募ります。建設的な意見交換ができず、人間関係に亀裂が入ることも。😠
口頭でのコミュニケーションでは、この「ベクトルの違い」が見えにくいため、さらに混乱しやすくなります。
どうすれば議論や合意形成がうまくいくの?✨
答えはシンプルです。**「主義/主張とベクトルを一体で考え、共有すること」**です。
みんなで同じゴールを目指し、そこに向かって思考の方向性を合わせることができれば、議論は劇的にスムーズになります。
具体的には、こんなステップを意識してみましょう。
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🚀ゴールを最初に共有する! 議論や会議を始める前に、「今日は何を決めるのか」「最終的にどういう状態を目指すのか」という共通のゴールを明確にしましょう。 例:「今日は、新商品Aの若年層へのリーチを最大化する方法について議論し、具体的な施策を決定します。」
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🗣️自分の発言のベクトルを示す! 自分の意見を言うときに、「私は〇〇というゴールを達成するために、△△という方向性でこの提案をしています」と、その発言の背景にあるベクトルを添えるようにしましょう。 例:「(ゴール:若年層へのリーチ最大化)このSNSキャンペーンは、彼らが日常的に利用するプラットフォームで接触機会を増やすという方向性で非常に有効だと考えます。」
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👂相手のベクトルの意図を理解する! 相手の意見が自分のベクトルと違うように感じても、すぐに反論するのではなく、まず「なぜそう考えるのか」「どの方向を目指しているのか」を尋ねてみましょう。 例:「(相手の意見:タレント起用はどうか?)それは、認知度向上というベクトルで考えていらっしゃる、という認識で合っていますか?」
たとえ最初の主張が違っていても、最終的なゴールに向かう「思考のベクトル」が合致していれば、必ず解決策は見つかります。
例えば、「売り上げ最大化」のベクトルと「コスト削減」のベクトルがぶつかっていたとしても、共通のゴールが「長期的な事業の持続可能性の向上」であれば、両者は単なる対立ではなく、それぞれの強みを活かした解決策(例:初期費用はかかるが、長期的にコストを抑えつつ売り上げも期待できる投資)が見えてくるはずです。
「思考のベクトル」を意識することは、単に議論を効率化するだけでなく、お互いの理解を深め、より良い関係を築くためにも非常に役立ちます。ぜひ、今日から意識して実践してみてくださいね!
いかがでしたでしょうか? この内容でブログ記事として役立てていただけると嬉しいです。
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